Linux用の32ビットJavaをダウンロードしてインストールするにはどうすればよいですか。


このトピックは、次に当てはまります。:
  • プラットフォーム: Red Hat Linux, SUSE Linux, Oracle Linux, Oracle Enterprise Linux, SLES
  • Javaバージョン: 8.0, 7.0

Linuxシステム要件

サポートされているプラットフォーム、オペレーティング・システム、デスクトップ・マネージャおよびブラウザについては、サポート対象のシステム構成をご覧ください。

注意: 他のLinuxディストリビューション向けのJavaのダウンロードについては、Java for UbuntuJava for Fedoraをご覧ください


Linux版32ビットJavaをダウンロードしてインストールするには、次の手順に従います。
  1. ダウンロード
  2. インストール
  3. 有効化と構成

ダウンロード

  1. http://java.comにアクセスし、「ダウンロード」ボタンをクリックします
  2. インストール・パッケージには次の2種類があります。
    • Linuxプラットフォーム用Java
      この手順では、アーカイブ・バイナリ・ファイル(.tar.gz)を使用して、32ビットLinuxのJava Runtime Environment (JRE)をインストールします。このファイルは、(rootユーザーに限らず)すべてのユーザーが、書込み可能な任意の場所にインストールできます。ただし、システムの場所にJavaをインストールできるのはrootユーザーのみです。
    • RPMベースのLinuxプラットフォーム用Java
      この手順では、システムの場所にあるRPMバイナリ・ファイル(.rpm)を使用して、Red HatやSuSEなどの32ビットRPMベースのLinuxプラットフォーム用のJava Runtime Environment (JRE)をインストールします。このインストールを実行できるのはrootのみです。

    必要に応じた最適なパッケージをダウンロードします。使用しているシステムの任意のディレクトリにファイルをダウンロードできます。
  3. ダウンロードする前に、ライセンス契約に同意する必要があります。
  4. ダウンロード・ファイルをダウンロードし、ファイル・サイズをチェックして、ダウンロードしたソフトウェア・バンドルが完全で破損していないことを確認します。ファイルをダウンロードする前に、Webサイトのダウンロード・ページに表示されるファイルのバイト・サイズを確認してください。ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルのサイズが、ダウンロード・ページのファイル・サイズと同じかどうかを確認します。

インストール

次に、Java 8 Update 73 (8u73)バージョンをインストールする場合の手順を示します。別のバージョンをインストールする場合は、ターミナルでコマンドを入力する際に適宜バージョン番号を変更してください。: Java 8u79の場合は、8u738u79に置換します。前述の例のように、バージョン番号の前にuという文字が付く場合や、アンダーバーが付く場合があります(jre1.8.0_73など)。

rootアクセス権に関する注意: /usr/localなどのシステム全体に関係する場所にJavaをインストールするには、rootユーザーとしてログインし、必要な権限を取得する必要があります。rootアクセス権を持っていない場合は、ホーム・ディレクトリか、書込み権限を持っているサブディレクトリにJavaをインストールしてください。

Linuxプラットフォーム用Javaの場合
  1. インストール先のディレクトリに移動します。次のように入力します。
    cd directory_path_name
    たとえば、ソフトウェアを/usr/javaディレクトリにインストールするには、次のように入力します。
    cd /usr/java/

  2. .tar.gzアーカイブ・バイナリを現在のディレクトリに移動します。
  3. tarballを解凍し、Javaをインストールします
    tar zxvf jre-8u73-linux-i586.tar.gz

    現在のディレクトリ内のjre1.8.0_73というディレクトリにJavaファイルがインストールされます。
    この例では、/usr/java/jre1.8.0_73ディレクトリにインストールされます。
  4. ディスクの空き容量を増やしたい場合は、.tar.gzファイルを削除します
RPMベースのLinuxプラットフォーム用Javaの場合
  1. suを実行し、スーパーユーザーのパスワードを入力して、rootになります
  2. Javaパッケージの以前のインストールをアンインストールします。
    rpm -e package_name
  3. インストール先のディレクトリに移動します。次のように入力します。
    cd directory_path_name
    たとえば、ソフトウェアを/usr/javaディレクトリにインストールするには、次のように入力します。
    cd /usr/java

  4. パッケージをインストールします
    rpm -ivh jre-8u73-linux-i586.rpm

    パッケージをアップグレードする場合:
    rpm -Uvh jre-8u73-linux-i586.rpm

  5. ディスクの空き容量を増やしたい場合は、.rpmファイルを削除します
  6. rootシェルを終了します。再起動の必要はありません。

これで、インストールは完了です。「有効化と構成」の項に進みます。


有効化と構成

Firefox

Javaプラットフォームをインストールした場合、Java Pluginファイルがインストールの一部として含まれています。Firefox内でJavaを使用する場合、このリリースのプラグイン・ファイルからFirefoxで必要となる場所のいずれかにシンボリック・リンクを手動で作成する必要があります。Firefoxバージョン21以降の場合、ホーム・ディレクトリ~/.mozilla/pluginsにシンボリック・リンクを作成する必要があります。Firefoxバージョン21以降、Firefoxアプリケーションのディレクトリのpluginsサブディレクトリでのシンボリック・リンクの作成はサポートされていません。

Java Pluginを構成するには、次の手順に従います。
  1. Firefoxブラウザを起動している場合は、終了します。
  2. 以前のJava Pluginインストールをアンインストールします。
    Java Pluginは一度に1つのみ使用できます。別のプラグイン(つまり、別のバージョンのプラグイン)を使用する場合は、他のバージョンへのシンボリック・リンクを削除し、新しいプラグインへのシンボリック・リンクを新たに作成します。

    javaplugin-oji.soおよびlibnpjp2.soへのシンボリック・リンクをFirefoxのpluginsディレクトリから削除します(または、別のディレクトリに移動します)。

  3. FirefoxのpluginsディレクトリにJava Pluginへのシンボリック・リンクを作成します
    • Firefoxのpluginsディレクトリに移動します
      cd ~/.mozilla/plugins
      プラグイン・ディレクトリがない場合は作成します。
    • シンボリック・リンクを作成します
      32ビット・プラグインの場合:
      ln -s Javaインストール・ディレクトリ/lib/i386/libnpjp2.so .
      64ビット・プラグインの場合:
      ln -s Javaインストール・ディレクトリ/lib/amd64/libnpjp2.so .

    • Javaが次のディレクトリにインストールされている場合、
      /usr/java/Javaインストール・ディレクトリ
    • この場合、ターミナル・ウィンドウで次のように入力して、ブラウザのプラグイン・ディレクトリに移動します。
      cd ~/.mozilla/plugins/
    • 次のコマンドを入力して、Firefox用のJava Plug-inへのシンボリック・リンクを作成します。
      ln -s /usr/java/Javaインストール・ディレクトリ/lib/i386/libnpjp2.so .

  4. Firefoxブラウザを起動するか、再起動します(すでに起動されている場合)。

    Firefoxのアドレス・バーにabout:pluginsと入力し、Java Pluginがロードされていることを確認します。また、「Tools」メニューをクリックして、そこにJavaコンソールが表示されることで確認を行うこともできます。

インストールのテスト

Java がコンピュータにインストールされ、適切に機能することをテストするには、テストアプレットを実行します。